白髪染めを使って死亡したという実例

char05市販の白髪染めを使って頭皮が腫れたというようなことは聞く話ですが白髪染めが原因で死亡してしまったと言う話もあります。

日本でおこった事件で日本アレルギー学会で正式に発表されています。

なぜ白髪染めを使っただけなのにそういうことになったんでしょうか?

長崎県で起こった白髪染めの使用による事故

かなり昔の話ですが、長崎県でこのような事件がありました。

染毛剤の影響によると思われる喘息の発作で死亡したと認められる事故がありました。

死亡したのは長崎県に住む54歳の女性。

29歳の時からアトピー型のアレルギーで、染毛剤の使用後に3回程度の小さな発作を起こしていました。

93年8月、髪を染めている時に喘息が起き、直後に意識がなくなり昏睡状態に。

近くの病院に運ばれた時には心肺停止の状態で、14日目に死亡した。

第6回日本アレルギー学会春期臨時大会(94年4月)
長崎大学医学部第二内科 藤原千鶴氏 発表

 原因はいったいなんだったのか?

結論から先に言うとこの死亡事故はアレルギー反応による最悪のケースです。

頭皮が腫れた、赤くなった、痛いというようにアレルギー反応には個人差がありますが、これはアレルギー反応の中でも軽い症状。ひどくなるとショック症状を起こし最悪死亡してしまいます。

アレルギーによる重度のショックをアナフェラキシーショックと言います。

アナフェラキシーショックの原因は身体の中に抗体が作られてしまったことが原因です。

例えば毒蛇に咬まれたりスズメバチやアシナガバチに1回目は刺されても治療すれば大丈夫ですが2回目は刺されたらダメと言う話があります。
これは1回刺されたりしたら身体の中で抗体を作るからと言われていますが、身体が抗体を作っているので「これは毒だ!」と重度の拒絶反応を起こした時におこる症状です。
軽いものはじんましんや嘔吐、下痢などですがひどいものになるとショックで昏睡状態になり倒れてしまって最悪死亡の恐れもあります。実際に年間20人ぐらいの方はハチに刺されてアナフェラキシーショックになり亡くなっています。

アナフェラキシーショックは対応が早いと治療で完治することが多い病気ですが緊急処置の早さが求められていて、アナフェラキシーショックが原因の場合は医師免許がなくても注射などの治療をしてもいいと正式に認められている緊急処置を素早くしなければいけない状態です。

市販の白髪染めやおしゃれ染めのに入っている化学薬品の場合は使用回数が多ければ多いほどアレルギー反応が出る可能性が高くなるし抗体が作られる可能性が高くなるので注意が必要と言われています。

市販の白髪染めを使う時の対策方法は?


市販の白髪染めを使う時の対策方法は、毎回パッチテストを行いアレルギー反応が出ないか調べる。

誤って体内に入れると反応が大きくなるので間違っても口に入れない大量に吸引しない。

fukidsi2ぐらいしかありません。

実際、この化学薬品は誤飲すると最悪死亡するといわれるぐらい劇薬なので間違っても飲んではいけないし、子供の手の届かない場所で保管したほうが確実です。
1番良いのは使わないということだと思います。

 

 他にも健康被害はあるの?

世界では市販の白髪染めに含まれている化学薬品でいろいろなことが正式に言われています。

少し集めてみました。

アメリカガン研究所
髪を染めている人はガン、リンパ腫にかかる危険性が約50%増加する。

スウェーデンの大学病院 研究者 オーレックナーウールソン博士
白髪染めやおしゃれ染めなどの毛染め剤を定期的に使用する女性は、ガンを発症する確率が高くなると発表

というように色々なことで世界的に問題視され始めている成分が入っています。

白髪染めは使い出したら定期的に数年から数十年は使うものだからこそ身体のことを考えて安全なものを使うのが1番いいんじゃないかなと感じますね。

白髪・白髪染め情報

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